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人生まだまだこれから。仕事も育児もおしゃれも勉強も…欲張りワーキングくままの奮闘日記!
by mizuhonn
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くままとは何者?
ニッポンの片隅でマジメでおちゃめな父『ヒロシ』と、カワイイ顔してドスコイな母『アケミ』の次女としてこの世に誕生、陽の当たる道をまっすぐスクスクと育つ。
2才上の姉『ヤンヤン』(元はネコ、それが大洋王子ようのニックネームで変化)と3才下の妹『ウッキー』(元はサル、同じく変化)に挟まれながら、カラダも態度も一番でかい、かもしれない。
家族とニッポン大好き、スープの冷めない距離に骨をうずめるはずが何を間違ったのかスイートなアメリカンに騙されて気づいたら2人の王子の母になっていた。

現在ハワイ在住。
アイスクリームと青い海、空に囲まれて心穏やかな日々(?)を送る。
将来多分糖尿病か、皮膚がんになる恐れ大。

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Happy Ashtanga

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The BUS事件
本日ソーシャルセキュリティー事件後、気を取り直してアラモアナでランチ。
ハワイ在住3年目になり、近々帰国するというママと初対面しておしゃべり。
大洋を遊ばせておもちゃをちょっと見て、白木屋で和菓子まで売ってることを発見してうれしくなって、さあバスで帰るか、と、帰途に。

疲れた老体においうちをかける事件は、バスの中で勃発。

確かに、私たち親子は 優先シートに座ってました。
でも、私は海流を抱っこしてたし、大洋は3才のがきんちょだし、まあ許されるんじゃないか?
車内は混雑、とはいえ、座席がうまっていて立っている人が5、6人。
私たちの向かいの優先シートに座っている50才くらいの女性、ちょっとオカシイなあとは思ってたんだよね、最初から。
なんだかブツブツ言ったり、涙目になったりしていたので。

バスがワイキキにさしかかるころ、その女性がいきなり立ち上がって私にむかってどなりはじめたのだ。

Why don't you stand up and let these old people sit!?

彼女が『年取ったヒトタチ』と指さしたのは、おそらく60前後と思われるご夫婦、ドンキのビニールをいっぱい両手に下げた。
めちゃめちゃお元気そうな。
いや、確かに彼らにも譲られる権利はもちろんある、でも、ベビを抱っこしてバギーと大荷物、そして3歳児を抱えたアタシにも座る権利、あるんじゃないか?
そして、車内の座席にはそれこそ若者、子連れでもなんでもない人たちがいっぱい座ってるんですけど?

彼女はものすごい剣幕。
とりあえずアタシも、あのね、ベビー抱っこしてんのよ、そしてコイツは(デッカク見えるけど)まだ3才なの、揺れるバスではまだ危ないでしょ、と言い返し、立つ意志なし。
大洋の横に立ってた男性が見かねて助け舟をだしてくれ、彼女をなだめ始めたが、私が立つ気配がないのでさらにいきりたった彼女はドライバーのところに申し立てに行くではないか。

彼女はドライバーと仕舞いには口論になった。
私は、自分が間違ってるとは思わなかったけど、それでもものすごく居心地が悪く、いや、自分が悪いのか?という気分にもなってきた。
ドライバーは子どもはいくつだ、まだベビーじゃないか、と私をかばってくれているようで、Nobody complains but you!オマエ以外は誰も文句言ってないぞ!と。
彼女は半ば強制的に、でもおそらく私をののしりながら、降りていった。

座らせてやれ!と指さされたご夫婦は、なんのコメントもなしにさらーっと後ろの空いた席に消えた。
車内は何事もなかったかのよう。
私はそのまま、自分の降りるバス停まで、座ってた。

バスを降りて、あんな風にののしられたことへのショックと、自分は間違ってないのに、という悔しさと、彼に電話で報告しながら気が高ぶって涙が。
なんだよ、年寄りには優しく、子連れには厳しくかよ、いやいや彼女がクレイジーだっただけじゃん、でも周りだってもっと味方してくれたって。

ちょっと考えて、今度は哀しくなった。
何が彼女をそんなに刺激したのかわからない。
なぜ彼女が、ほかの人ではなく、ベビーを抱いて大荷物抱えて3歳児と座っていた私を標的にしたのか。
勝手な想像だけど例えば彼女は子どもに何らかの疵をかかえていたのかもしれない。
騒ぐ大洋がうるさかったのかもしれない。
単純に日本人が嫌いだったのかもしれない。(その年とった、と言われた人たちも日本人だったけどさ)
そして私はやっぱり、いくらベビーを抱っこしていたとしても優先席には座るべきではなかったのかもしれない。
彼女はおそらくちょっと病んでいる、哀しいことに、でもそれにはそれなりの、事情と理由があるのだろう。

寝てしまった大洋を起こしてバスを降りるとき、近くの日本人ご夫婦が手伝ってくれた。
バスで起こったことには触れなかったけど。
ベビーカーに大洋をのせ、海流を抱っこして歩いた帰りの道は、2人の重さに加えて気持ちもどーんと重かった。

by mizuhonn | 2008-06-17 17:08 | Hawaii 情報
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