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人生まだまだこれから。仕事も育児もおしゃれも勉強も…欲張りワーキングくままの奮闘日記!
by mizuhonn
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くままとは何者?
ニッポンの片隅でマジメでおちゃめな父『ヒロシ』と、カワイイ顔してドスコイな母『アケミ』の次女としてこの世に誕生、陽の当たる道をまっすぐスクスクと育つ。
2才上の姉『ヤンヤン』(元はネコ、それが大洋王子ようのニックネームで変化)と3才下の妹『ウッキー』(元はサル、同じく変化)に挟まれながら、カラダも態度も一番でかい、かもしれない。
家族とニッポン大好き、スープの冷めない距離に骨をうずめるはずが何を間違ったのかスイートなアメリカンに騙されて気づいたら2人の王子の母になっていた。

現在ハワイ在住。
アイスクリームと青い海、空に囲まれて心穏やかな日々(?)を送る。
将来多分糖尿病か、皮膚がんになる恐れ大。

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できることから
今日は海流のグループセラピー、なんだけど、お願いされて特別なミーティングに参加してきた。

海流の受けているEarly Interventionというプログラム、経費削減でプログラムカットが予測されているという。
そこで以前この機関の代表であり、12年間障害に関する研究を続けて来て今はハワイ大学でディレクターをしている女性が、実際サービスを受けている家族の生の声を聞きたい、といって行われたもの。
グループセラピーの時間に行うので子ども達はセラピストがみてくれて、ママたちが会議に出席、という予定だったんだけど、会議室に移動して5分もたたないうちに…なきんぼ海流が連れてこられた…やっぱしね。
ということで、海流だけ(他の子はダイジョブだったのに〜!!!)私と一緒に会議に参加、まあいいんだけど。

来期までに200,000ドルの削減、だって。
このグループセラピーがかなりカットの標的になっている模様。
こういったグループセラピーの大切さは何か、とか、まずはそんな話から。
そして今ハワイのEarly Interventionはアメリカの中でも一番門戸が広いこと(軽い遅れでも受けられるということ)、収入源は8割が州政府からであるということ(2割はMedicaidからのカバーで、一般の保険会社からはなんのカバーもないという)などなどを聞かされる。
こういった障害や医療に関する決まりは、州によってまったく異なる。
アメリカ本土ではスピーチの遅れ程度では、こういった州のセラピーは受けられないんだそう。
なので、今回のカットでハワイの基準もやや厳しくなることも予想されるらしい。

さて、ここ微妙なポイント。
私と、もう1人のママは、いわゆる『障害』というか、DNA異常の先天性なもの、他の6人はスピーチ遅れ。
彼女達にとって、基準が厳しくなる、ということは、プログラムが受けられなくなるかもしれない、ということにつながる。
が、正直、私からみたら、軽い遅れならやっぱり本当に必要な子達にまわすべきなんじゃないか…なんて思ってしまうわけで。
これまた、ほんとに自分勝手な意見なのでね、言えないけど。

セラピーを無料ではなく一部有料にする、とか、ファンドレイザーで何かイベントをする、とか、そんな意見もちらほら。
彼女が一番有効だと思っているのは保険会社に一部負担してもらうこと、らしい。
でも私がふと思うのは、もし障害をもった人がセラピーを受ける費用を保険会社が負担するとなると、今度はその保険会社、最初から障害をもった人間を認定しないようになるんじゃないかな、と。
障害者お断り、そんな風になるんじゃないの?
と聞いてみたら、もうすでにその傾向にあって、海流のように先天性の症状がある場合、普通の保険会社ではなかなか受け入れてくれないだろうとのこと…ホント、これがアメリカ、力のあるものしかいきていけないんだよ。
先日、いわゆるMedicaidの対象の一部がいきなり保険からはずされるという決定が下された。
お金もなく保険もなく、でもどうしても医療のお世話にならなくちゃいけない人たち、いきなりMedicaidからはずされて、じゃあどうする?ERへいけ、なんだって。
あまりにもクレイジーな対応じゃないの。

海流は12月で3才になる。
Early Interventionは0-3のプログラムなので、カットされる頃には卒業している、実は。
でもこの先、まだまだこれから、なのに。
今プリ入学の行程で、通常の子ども達が学校を選ぶ権利があるのに対して、海流にはない、という現実につきあたっている。
州の公立のプリだから仕方ない、と言えなくもないけど、じゃあお金をはらって私立のプリにいれたら?わからない。
受け入れてくれるのか、が、まず第一、そして受け入れてくれたとして、特別にセラピーとかをしてくれるのか?否。
プライベートでセラピストを個別に雇わなければいけないのだ、そんなお金あるわけなし。

じゃあプリになんていれずに、ホームスクールにすればいいんじゃない?
これも結局はセラピストを雇ったりしなくてはいけないわけで、考えもの…。

なんでもいいじゃん、どこでもいいいじゃん!
とかるーく思う日もあるけど、やっぱりあきらめたくない、海流にとって一番いいのはなんだろう、日々、悶々と考えて、あー頭が破裂しそうです。

コストカット、事情はわかるけど、必要なものをどうか切らないでほしい。
そして自分達にできる小さなことから、皆がちょっとずつ考えてくれれば、きっと変わっていくに違いない。

会議の途中で海流は私の腕の中で寝ちゃいました。
軽いいびきをかきながら。
すごい泣くんだろうなぁ、学校に入学したら、最初の数日?数週間?
お互い親離れ子離れ、がんばろう。

by mizuhonn | 2009-09-18 16:48 | 海流
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